自由意志

日常のささやかな出来事を少しだけ面白く表現したい

究極の食事を読んで  ~白米と砂糖ってほとんど一緒ってマジ?~

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作者の津川さんて人凄い!めちゃめちゃシンプルな考え方の人だ。よくテレビやら週刊誌で言われる「トマトのリコピンが〇〇にイイ」とか「納豆キナーゼがどうのこうの」とかいう何かよく分からない表現をするのではなく、これだけ食っとけコノヤロー!と言わんばかりにシンプルな表現がとても気持ちいい。ちなみに津川さんの言う本当に健康に良い食品がこれ↓

 

【健康に良い食品】

①魚

②野菜と果物

③茶色い炭水化物(玄米とか10割蕎麦とか)

④オリーブオイル

⑤ナッツ

 

まぁなんとなく体に良いイメージのものだな。うんうん。これは納得。特に驚くような食品はない。これがなぜ選ばれたのかがポイントだ。これらは全て科学的根拠に基づいているのである。

 

僕がいつも不思議に思っていた「〇〇の成分が体に良い事が分かったから〇〇を食べよう」の類のものって、それなりに説得力はあるけど、じゃあそれを食べたからといって次の日から元気100倍になるわけでもなく、風邪をひかなくなるわけでもない。例え仮に大きな病気に罹る事もなく天寿を全うしたとしても、その〇〇を食べたおかげで病気にならなかったとはならないと思う。

 

この考え方に至るにはきっかけがあった。僕が学生時代にコンビニでアルバイトをしていた際の事である。「朝バナナ下さい」と客が詰めかけてきたのだ。

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このウィダーインゼリーみたいなパッケージのやつ。これって1日1個売れるか売れないかくらいだったのに、いきなり何十人のおばさんに朝バナナを求められたのでビビった!原因はTV番組でダイエットに成功したとかなんとかだった気がする。それで急激に売れたもんだから大量に発注してしばらく売れたけど、一気に売れなくなってとんでもない在庫になった記憶がある。このような事が納豆とかにがりとかでも続いた時に、そろそろ止めようぜと思ったのだった。

 

もちろんこの朝バナナでダイエットできた、健康になった人はいると思う。そうではなく、重要なのはどのくらいの期間、何人が続けてどの様な結果がもたらされるかだと僕は思う。その点、この究極の食事の本では正にその様な事が書かれている。1000人を対象にこのグループはこの食材を食べた結果200人がこのような病気になった。一方で食べなかったグループは500人が病気になった。だからこの食材は食べたほうが体に良い・・・みたいな!!その様な事がこの本1冊に凝縮されていた!とてもシンプルに。あぁ、買ってよかった。皆さんも是非読んで欲しいです。

 

あとはテキトーに「へー」と思った事。

・白米と砂糖はほぼ同じ。ごはんを食べるのもお菓子を食べるのも体にとっては似たようなものである。

→これは一番ビビった。嘘だと信じたい。

 

・じゃがいもは白い炭水化物群に含まれ、健康に悪い。

→やっぱりフライドポテトとかって健康に悪いのね。

 

・【健康に悪い食品】

 ①赤い肉(牛や豚に肉。鶏肉は含まない)と加工肉

 ②白い炭水化物

 ③バター等の飽和脂肪酸

→全て大好きなもの。焼肉、ラーメン、ケーキなんか全部ダメじゃないか(涙)

 

・成分に惑わされることなく、食品で考える事が大事

→βカロテンやリコピンを摂取する事を考えるのではなく、にんじん、トマトを食べる事が重要だそうだ。なるほど、そのまま野菜食っときゃ大丈夫らしい。

 

これを踏まえ、玄米と10割蕎麦に替えました!

みんな、玄米食おうぜ!