前回会えなかったばーちゃんの家にもう一回行ったら会えた
以前書いた記事で〇〇砲をくらった。
〇〇が何か分からないのが、おそらく「はてブ」というヤツだと思う。
アクセス解析で「はてブ」が急増していたから。
ちなみにその記事は僕の会心の出来であると密かに胸の内にしまっていた為、とても嬉しい出来事であった。
ただそれよりも、いつもブログを興味深く拝見させて頂いているフミコ・フミオ様に僕の拙いブログを見て頂いた上に「いい。」と拡散してもらえた。
おそらくここから〇〇砲に繋がったかと推測される。
いい。 / “10年振りにコンビニ店長時代、弁当配達してたばーちゃんの家に行ってきた - 自由意志” https://t.co/K6BkkMNFJo
— フミコ・フミオ (@Delete_All) 2019年3月20日
※前回の吉田様に続き、またもや勝手にご紹介させて頂きました。
不快であれば紹介部分は瞬殺しますのでお手数ですが、「消せ」と一言仰って下されば幸いです。
という訳で、一番読んで頂きたかったブログをお読み頂いた方々、「いいね」や「スター」をくれた方々、拡散して頂いた方々にこの場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
そしてなんともまぁタイミングよく、昨日ばーちゃんの家に行く事が出来ましたので、そちらも合わせてご報告致します。
仕事でばーちゃん家の近くまで行く事になった。
丁度、この仕事が終われば後はフリーだったので家を覗きに行ってみた。
前回同様ピンポンを鳴らそうと思い、玄関前に立った。
ゴソゴソ
お!全く無音だったこないだと違い、家の中から物音がする。
希望を持ってピンポンを鳴らした。
超スローだがすり足でこちらに向かってくる音がする。
ゆっくりゆっくり、スライド式の扉がガラガラと開いた。
ばーちゃんがいた!(生きてた!!)
俺:久しぶり、ばーちゃん。覚えてる?
ばーちゃん:ほえ?ヤマトの人かえ?今日はどうしたの?
俺:ヤマト?違うよ。ずっと前のコンビニの店長だよ。忘れた?
(ヤバイ、呆けたのか??)
ばーちゃん:あ、ああぁぁ。覚えとるよ。自由ちゃんかえ?どうしたん急に?元気しとったんか?
良かった、生きていたし僕の事も覚えていた!
とりあえず買ってきたコーラ(昔好きだったやつ)と饅頭を渡そうとすると、「もう歯もないから何も食べられないんよ。医者からも止められとる。今はこの飲み物しか口にしとらんから、持って帰り」と言われた。
時は流れてもう今は固形物は飲み込めないとの事だ。
そこからは思い出したかの様に話し出した。うんうん言って聞いていたが、玄関先に来るだけで息をきらしたばーちゃんだ。疲れさせると悪いと思い、「今日は仕事ついでに寄っただけだからさ。また近くに来たら顔出すから、もう行くよ。」と伝えたものの、「もう行くんかえ?ちょっとだけ上がり!10分だけ!5分、3分でええけ」と懇願されたので少しだけ上がる事にした。
そこからまたばーちゃんが喋り倒した。
腸閉塞になっていて固形物は食べてはいけないと医者に言われた。
少し前に大腸の手術をした。
戦争はいけない。昔はこの周辺は焼け野原だった。戦争は二度と経験したくない。
施設を勧められるけど、行きたくない。ここで死にたい。
夫に旅立たれてから、28年間一人で生活している。一人は寂しくてたまらん。本当に寂しい、つらい。
あとはお迎えが来るのを待つだけだ。
10年前と変わらず、暗い話が多かった。でも1つだけ笑顔になった話題があった。
僕に子供がいると話した時の事だ。
「自由ちゃんにも子供がいるんかえ?そ~、良かったねー!何人おんの?名前は何ね?男の子ね?女の子ね?」
目を輝かせて僕の子供について何べんも聞いてきた。忘れっぽいらしく、白紙に忘れない様に子供の名前と年齢を書き出していた。
10年前の続きの様に近況を話していた。もっと話したいけども、ばーちゃんに負担をかけてはいけない。そろそろ帰ろうと思い、立ち上がってもまた引き留められる。最終的には「今度は子供も一緒に来るから、今日はもう帰るね。」と言い残し、半ば強引にその場を去った。結局30分くらいはいただろうか。
あと最後に写真を撮ろうと提案してみた。
写真なんてもう何年も撮った事がないと照れ臭そうに慌てだした。
マスクしてモワモワした大きい帽子を被っていたが、写真を撮るからマスクと帽子を外した。
ばーちゃん:わたしゃ歯もないのにどうやって映るかね(笑)。口閉じて映ればええかね(笑)
僕:どっちでもいいよ。ピースしてよ、ピース!
ばーちゃん:ピースってこれかえ(笑)?こんなの何十年ぶりかね!
僕:ハイチーズ!
(悪徳詐欺師みたいだな、俺)
気前よくダブルピースしてくれた!
笑顔で良い写真だ!!
これで5歳は若返ったんじゃなかろうかww
あー生きていてよかった!
次は子供を連れて行くミッションが出来てしまった。
まだまだ長生きしてくれよな!