トゲトゲのラガーマンからタックル常に受ける病(痛風)
<痛風とは>
痛風とは、尿酸が関節や腎臓のなかで結晶となってとどまることで、関節に激しい痛みを起こしたり、腎機能障害をもたらしたりする病気です。初期症状である手足の違和感があるうちに治療を開始すれば、痛風発作を未然に防ぐことが可能です。また、痛風の患者さんが増加した原因は、食生活を含め生活習慣の西洋化によると考えられています。
※参照:メディカルノート(https://bit.ly/2OJNgQt)
足りない。言葉が足りない、全てにおいて。
違うんだ、こんな無機質な説明を知りたい訳じゃない。
痛風患者が知りたいのはどのくらい痛いのか、この一点である。
確かに他のWebページにはめちゃくちゃ痛い的な事は書いてある。
それでも足りない・・・
{回想}
思い返せば30歳の頃。時々足の親指の付け根に違和感を感じていた。
ただ、「痛風」という言葉は知っていたものの、どうゆう症状が現れのかは全く分からなかった。とゆうか考えた事もなかった。自分が発症するまでは。
ある日、起きると明らかに痛いのである。更にほんのり赤黒くなっている。
それでも僕は{寝てるときに足をぶつけたんだ}としか思っておらず、のほほんと過ごしていた。更に翌日、深夜に目が覚めた。理由は言わずもがな。
グハッ!!!
という言葉と共に足を真上に上げ、両手で抑え込んだ。
なんだ!どうなってんだっ!タンクローリーで俺の足踏んだんか!!??
いや、違う。俺は今寝ていたはずだ。日中どこかにぶつけたっけ?
痛い痛い痛い。痛いよーーーーー!!
本当に呼吸が乱れるくらい痛い。マジで。風が吹いても痛いとか例えられてるけど、完全無風でも尋常じゃない程痛い。例えるなら
足の親指に画びょう埋め込まれてラガーマンにタックルされた痛さ
的確だ!まさにこの状態が夜中急に訪れたのである!しかもずっと痛い。これ、知ってほしくて何度も言うが、マジで滅茶苦茶痛い!そのまま病院に連れて行ってもらい、診察してもらった。痛風だった。僕は先生に申し上げた。
自由意志:風吹いてなくても痛いんですけど。
先生:あ、あれは例えだから、痛すぎて気絶する人いるから、君はまだ大丈夫な
方だよ。でもいつなるか分からないから生活習慣を改善しなきゃね。
僕は眩暈がした。こ、これでまだ軽いだと!痛風の痛みで気絶する人がいるだと!?待て待て待て。じゃあネーミング変えてくれよ!痛風って贅沢病っていうじゃない?俺全然贅沢なんかしてないしっ!しかも「痛風」って言葉自体に少しプッって笑える要素なくないすか?
「奥さん聞いた?あそこの旦那さん若いのにもう痛風なんですってよ(笑)」
「あらやだ、お肉とかビールばっかり飲んでるからじゃないかしら(笑)」
こういう会話が聞こえてきそうじゃないですか?事実、痛風で歩けなくなった僕に対して看護師さんが「あら、若いのに痛風?」って微笑みかけてきた。
違ーーーーう!日本全国の痛風患者を代表して言うけども、そんなイメージではやってられない!フー、フー。落ち着け、俺。ここは冷静になって考えてみよう。
<骨折した場合の周囲の反応>
・痛そう
・かわいそう
・ギブス
・助けてあげたい
<痛風の場合の周囲の反応>
・贅沢している
・自業自得だろう
・不摂生した結果
・助けたくない
骨折よりも痛く、いつ起こるか発症するかわからない。しかも1週間くらいずっと痛い。これは割に合わない。僕は思う。「痛風」という言葉がいけないのだ。
僕はこれからこの病気を
トゲトゲのラガーマンからタックル常に受ける病
と呼ぶ事にしたい。
このブログを読んだ人は、今後痛風って言わないで下さい。