雑草について考えてみた ~3000文字チャレンジ初挑戦~
初チャレンジ!前々から気になってはいましたが、やります!やらせて下さい!
3000文字チャレンジ!3000文字なんて産まれてこの方書いたこともありません。
勢いだけで参加します!今後も参加します。
そして笑ってやって下さい!
<雑草について考えてみた>
「雑草」の言葉のニュアンスはたくさんあり、良くも悪くも使われますね。
いきなりですが、ここで一つ雑草について考察するべく、映画を紹介させて下さい。
この映画を皮切りに雑草について考えを深掘りしていきましょう!
奇跡のリンゴ(ノンフィクション)
この映画では正に雑草との闘いが繰り広げられています。
これノンフィクションってのが信じられない。
今僕たちが美味しいリンゴを食べられるのはこの様な農家の献身的な自己犠牲の上にあるという事を教えてくれました。
リンゴ美味ぇぇ!
昔々、農薬がない頃は1日中害虫と戦い(手で虫を一匹一匹取って袋に入れていた)、雑草取りに明け暮れていました。
これじゃやってられないと、知恵を振り絞り農薬を開発し、散布する事で害虫駆除の労力が劇的に改善されました。
同様に雑草に対しても除草剤を撒く事で負担軽減に繋がったのは言うまでもありません。
害虫は実を食べ、雑草は栄養を横取りする悪者でしかないのです。
(雑草完全悪者)
しかしこの奇跡のリンゴを作った農家さんは除草剤、農薬を使用せず雑草伸び放題、害虫駆除もしない。
奇跡のリンゴ農家の木村さん曰く「雑草が土を守りリンゴの木を強くさせる」。
自然に任せる方法を栽培方法を長い年月をかけて開発し、とても美味しい無農薬リンゴが出来ましたとさ。
神戸学校HP参照→https://bit.ly/2EAV94q
(雑草めっちゃイイヤツ!)
めっちゃ面白いからよかったら観てね。
紹介の映画の中で、今までの農家で雑草は忌むべき者として扱われますが、木村さんが自然栽培で作り上げた美味しいリンゴは雑草なしでは作れなかったと言っても過言ではありません。
何が言いたいかというと、良い悪いは別にして、考え方によって「雑草」の立ち位置は変わるという事です。
一方で、思い返してみると雑草については自分自身「どっちやねん!?」と思っていた過去があります。
小学生の頃の社会の授業で
先生:今、世界中で急速に砂漠化が進んでいます。緑を大切に育て、無駄遣いをなくしていく事が大事です。
的な事を言っておきながら舌の根も乾かぬ内に
先生:さぁ!今から雑草を抜いて抜いて抜きまくるのよ!鎌はダメよ!根っこから引き抜いて文字通り根絶やしにするのよ!
「どっちやねん!!」
えっ、さっき緑がなくなるとどうのこうの言ってなかった?
雑草は別なの?雑草は緑の中に入らないの?と思ったのは僕だけじゃないはず。
恥ずかしい話、今でもまだこの言葉に少し違和感を持っている。
緑が必要と言っておきながら雑草は対象外だから取り除けっておかしくない?
ブラジルはアマゾンは多くの緑で囲まれていますが、そこなんて雑草だらけだぜ?
と未だに思っている僕です。これは屁理屈なのか??
このように、
雑草はリンゴが栄養を奪うから取り除かれるべき
雑草はリンゴを強くする
緑は大事だけど、雑草は取り除く
といった様に、雑草に対する考え方はその時その時で立場が異なるという事だ。
可哀想な雑草。ただそこにあるだけなのに。
アスファルトに咲く花の様に
↑これもたぶん雑草だと思う。(tomorrow 岡本真夜)
脱線しました。
話を戻しましょう。
他にも雑草は「雑草魂」に代表されるように、「強く逞しく生きる雑草」や、「生え抜きの雑草軍団」等、ひたむきに頑張る前向きのイメージで表現されます。
今年旋風を巻き起こした金足農業は公立校でありながら、推薦入学などで全国から有力選手を集める他の私立強豪校を抑え決勝まで進めた事は正に雑草魂に他ならないと僕は感じています。
好きだなー。雑草魂。金も実力もないところから這い上がり、スーパーエリートに立ち向かっていく姿は感動に値する!頑張れ!雑草軍団!
でも、でもね。ここまで来て言っていいのか迷っているんだけど。
今までの話全て覆ってしまうんだけど・・・。
嘘はいけないから。僕の生き方に反するから。
言うね。
実は。
雑草って弱いんだって。
え、ヤダ・・・。ウソでしょ?
そんなはずないよね?
そうお思いの奥方、僕は嘘つきません、つけません。
世の中には雑草学という不思議な研究をしておられる方がいます。
その方によると、どいうやら雑草は弱いそうです。
どういう事でしょうか。
<雑草学の先生>
植物学では雑草は強い植物だとは言われていない。むしろ“弱い”植物。強い植物が入ってこないような場所に生えている。
雑草って結局、競争に弱い。たくさん植物があるところはダメ。だから森の中とか実はいない
タンポポの種などが森の中に入ったとしても、タンポポは生きていくことができない。
えーーーー!!
雑草って本当に弱いのーー!!??
あんなに踏まれても千切れても強く逞しく生きているのに弱いはずないじゃーーーん!?
<雑草学の先生>
オオバコという雑草がある。種が水に濡れるとベタベタくっつく。で、踏まれた時に靴にくっつく。あと、車のタイヤとかにもくっつくんで、踏まれることは耐えることや克服することではなくて、踏まれたくてしょうがない。
チーーーン
ふ、踏まれたくてしょうがない草がいたなんて・・・。
ドMすぎるだろ。
ウソだ、ウソだと言わせて。そんな、歴史が塗り替わる大事件じゃないか!
「カモシカの様な脚って誉め言葉で使うけど、実はカモシカの脚って全然細くないじゃーん」
ってゆうレベルじゃすまされんぞ!
今までの雑草に対する考え方を根本から見直す事が必要だ!
雑草に変わる言葉!
強く逞しく前向きな言葉!
う~~~~~む・・・。
野草・・・違う。
海藻・・・違う。
筋肉・・・違う。
お祭り・・・なんでやねん。
サイコパス・・・絶対違う。
そんな簡単に出てくるはずもない。
不本意ではあるが、今回は「強さ」に的を絞って考えよう。
植物の中でもとても強い植物。それはっ!!
「マンチニール」
イイネ!マンチニール!これに決めた!マンチニール!
世界で最も危険な木としてギネス記録を持っているマンチニール。←実在します。
木の実を食べると喉が締め上げられるような痛み、樹液に触れるだけでも燃えるような痛みに襲われる程の猛毒の木、マンチニール!
とりあえずこれで代用しよう。そうしよう。
書籍「金足農業 雑草魂の奇跡」は
「金足農業 マンチニール(雑草)魂の奇跡」
おっ!なんかカッコイイな!(全然カッコよくない)
「マンチニール(雑草)根性」
二の腕逞しい欧米人みたいだわ!(意味わからん)
「マンチニール(雑草)並みの生命力」
絶対死ななそう!()
という事で雑草先生には僕の「雑草はマンチニールに替えるべき論」を引っ提げて電撃提案をする事にする。
ん?先生が何か言ってるぞ、大学の講義かな??どれどれ。
<雑草の先生>
雑草は種を残すためには、どういう成長をしたっていい。
だから雑草は必ず花を咲かせて種を残す。
別に小さくてもいい、縦に伸びなくてもいい、そこはどうでもいいけど種を残すというところはブレない。
一番重要な変化しないもの”に合わせて変化していく。
弱い植物と言われた雑草の強さを感じてもらいたい。
結局強いんかい!!
<参考>
abematimes→https://bit.ly/2CsqS6a
雑草先生→静岡大学・雑草学の稲垣栄洋教授