自由意志

日常のささやかな出来事を少しだけ面白く表現したい

ダラダラするのが怖くて怖くてたまらなくて常に動いている

こんばんは。自由です。
久し振りにやりました、お題スロット。
自分で綴るブログもいいけど、テーマを誰かに決めてもらうのも楽でいい。
今回のお題は「これって私だけ?」になったので、テーマに沿って綴る。

 

とんでもなくどうでもいいと思いますが、今から僕の事を話します。
興味ない方、離脱するのは今の内です。
今を逃すとチャンスはありませんので、悪しからず。

 

最近分かったのだが、僕はダラダラ恐怖症である。
「液体がダラダラ垂れている」のダラダラではもちろんない。
横になってお菓子食べながら火サスとか見てるアレのこと。
何が恐怖かって?端的に言うと、人生ムダにしている事実が僕を焦らせる。恐怖にさせる。
別に誰かに怒られるとか、やらなくてはいけない事をやってないのにダラダラしているとかではなく、誰にも邪魔されない日曜日の昼下がりでも怖い。
人生で生きていられる時間は大体決まっている。
その貴重な時間を1秒でもダラダラに使ってしまっていると思うと、全身が震えて毛穴から汗が噴き出してくるのだ。
やれる事は何でも良い。
急に時間が空いてやる事なくなったら皿洗い、掃除、洗濯、お片付け等、とりあえず手当たり次第やる。スマホもいじるし、常に手が届く場所に本もある。全てはダラダラ回避の手段だ。
あ、今スマホいじるって書いたけど、ゲームは絶対にしない。
スマホのゲームなんて時間泥棒もいいとこだ。ダラダラするのと同格。自分にはいらない時間だ。ゲームをインストールした事もない。

 

 

 

ここで注意してもらいたいのが、自分以外の人にこれを押し付ける気はないのでとりあえず怒りを抑えてほしい。
ちなみに僕のお嫁さんはダラダラが大好きである。もうダラダラを愛していると言っても過言ではない。ダラダラする為に生きている可能性すらある。
もはや狂気じみている。僕には全くない発想だ。よく結婚したもんだ。
それはそうと、一度驚愕の発言を耳にした。

 

「あ~今日ダラダラ出来なかったーームカつく!!」

 

え??どゆこと?
ダラダラできなくてイライラしている。
僕の人生そんな事考えたこともないから頭にこびりついて離れない。
そんな人間いるんだ!!そう思った。

その日以降僕は嫁に積極的にダラダラするよう進言している。
ダラダラしてスマホを見ている嫁の姿は本当に幸せそうだ。
仏様のようだ。
その時僕は悟ったのだ。
ダラダラする為に仕事を頑張っている人がいるって事を。

 

だから僕はダラダラしている人、スマホでゲームしている人を見下したりはしないし、そんな発想もない。
人間は人それぞれ。ダラダラするのが好きな人もいれば、嫌いな人もいる。ただそれだけだと。

 

 

話を戻そう。
そんなこんなで僕はダラダラが嫌いだ。
先日、友達の家に行った。30歳も中盤に差し掛かっているのに男2人でウイニングイレブンに興じていたところ、すぐに飽きた。
そこでプレステの電源をオフにしてボーっとする空間に包まれた。

その時に僕の脳が
「ヤバイぞっ!!」
と、信号を発した。

 

またいつもの通り焦った僕はとりあえず立ち上がり、1DK(家賃5万円)の部屋をぐるぐる歩き出した。
友達がポカンとしている。
僕も何と言っていいのか分からない。
しかし、この歩みを止めるわけにはいかない。
狭い部屋をぐるぐる歩いた。
そこで僕は思った。

 

「これ、俺だけ?」

 

嫁はダラダラが大好きだ。友達もプレステに興じている時ベッドの上で横になっている。おそらく嫁と同じ類だと思われる。
別に自分がマジョリティだと思っていたわけではないが、突き付けられると不安だ。
実は嫁にも常々言われているのだ。
「回遊魚なの?」
と。地域の廃品回収当番の時も、じっとできなくて当番の役目を果たしながら運動場を走っていた。
そこで地域のマダムから僕の様子を見てそうネーミングされたそうだ。
泳いでいないと死ぬ魚のよう。
他人事のように感じてしまったが、表現がしっくりきて感心した。
確かに俺は回遊魚かもしれない。
そうだ!回遊魚でいい。
どうせ人間いつかは死ぬんだから、ずっと動けばいいのだ。
その先に見える何かがあるのだ。
俺はこれからもそう生きる決意でいる。

 

でも、最後に1つだけ言いたい。

 

 

 

これって俺だけ?

 

 

お題「これって私だけ?」