自由意志

日常のささやかな出来事を少しだけ面白く表現したい

原点に戻ると決意した

ブログを書き始めて5か月程経った。
僕がブログを始めたのはきっかけと呼べる程のものがあったわけではない。
単に少しでも副収入があったら嬉しいなーってのと、何かアウトプットしたいなーと漠然と思ったところ、「ブログで収入を得る」というのが目に留まったからだ。
副収入と言っても僕みたいな何のスキルも持たない人間がすぐに何万円も稼げるはずもないし、そんなに甘くはないと思っていた。
一方でアウトプットに関しては前々からやってみたいと思っていたので、新たなチャレンジとして「ブログ」を始めようと思い至ったわけだ。

始める以上はただ漠然と書いても面白くない。
だからテーマを考えた。
こんな世知辛い世の中で、暗いニュースしか流れないお茶の間で、一人スマホを見てる時くらい

「クスッ」

と笑えるブログを書こうと思って書き始めた。

ところが最近の僕はどうだろうか。
PVばかり気にしたり、スターやいいねばかり確認したり。
「お前はスーパースターかっ!!」
とツッコミたくなる行動ばかり取っている。
要は調子に乗っているのだ。
アドセンスに一回で受かったり、最近スターが増えてきたと思ったらすぐに調子に乗る。
白状しよう。近頃は初心を忘れて文章を上手く書こうとか、感動させるにはどう表現したらいいか、とか全く的外れな事を考えている。何て恥ずべき行為をしているんだ俺は!穴があったら入りたい!!

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という事で僕は今日から原点に返り、クソみたいな駄文に試行錯誤する人間になります。やっぱり俺はテキトーに自分の考えを綴るのが性に合ってるな。
最近ブログ書くのが苦しくなってきてて、なんか考えるのが馬鹿らしくなってきてたから吹っ切れた。
よし、次は初デートでウンコもらした話でもしようかな(本当)。
それとも震度6弱の地震がきた真っ最中に性行為をしていた話にしようかな(マジ)。

ハッハーーー!!

俺の未来は明るいぜーーーー!!!

表があれば裏があるものなのだ ~ラブ&ピースなストーリー~

先日、仕事で某ホテルに出向いた時の話です。
僕の仕事は厨房機器のメンテナンスであり、今回は冷蔵庫が冷えないから来てくれと依頼されました。
早速ホテルに到着すると、ビジネスチックな印象よりもラブ&ピースの出で立ちでした。車を車庫に入れるとシャッターが下がり、受付せずにそのまま部屋に入れる優れもののアレです。例外はありましょうが、ほとんどは男女2人でINNするアレです。もっと言うならば、休憩と宿泊を選べる謎のシステ

 

えっ?

もう分かるって?

 

これはこれは大変申し訳ございませんでした。
気持ちが高ぶりつい筆が進んでしまいました。そう、あなた様のご想像通りの立派なラブ&ピースなホテルで冷蔵庫を修理する運びとなりました。

 

ただ、僕が修理に向かった先は部屋の中の家庭用冷蔵庫ではなく、ホテルの厨房の業務用冷蔵の為、ホテルの中の様子までは分かりませんでした(チッ)。気になる方もいらっしゃると思いますので一言だけ付け加えておきますと、ラブ&ピースのお客様は多くINNしておりました。(僕が訪問した時間はお昼過ぎでした)

 

そんなこんなで裏口から入って厨房に向かいました。

 

僕:こんにちはーーー。冷蔵庫の修理に伺いましたーーー。

 

スタッフ:はーい!

 

 

すると奥の方から食堂のおばちゃんの容姿の女性が出て来て、案内されました。そこにもスタッフが3,4人掃除したり料理をしたりして働いていました。
ここで少し想像してほしいのですが、ラブ&ピースのホテルの裏側で働いている方がどんな方なのか。僕はホテル経営者の身内で働き先が少ない年配の方がほとんどではないかと思っておりました。ラブ&ピースなホテルで働いているのはおそらく外では知られたくないと想像したのです。
ところがどっこい(死語)、出迎えてくれた食堂のおばちゃん風の人以外は若い主婦でした(男性はゼロ)。しかも壁には業務上の注意事項やレシピ、勤務表等が掲げられておりとても真面目に一生懸命に働いている様に見受けられたのです。
僕はこの事に少なからず感動を覚えたと同時に、無意識にですがラブ&ピースなスタッフが一生懸命労働しているとは思っていなかった事をここに懺悔します。大変申し訳ございませんでした。

 

冷蔵庫の修理の話に戻します。冷蔵庫本体の設置場所が悪く、手洗い場をどかさなければ修理が出来ない状況でした。勝手に物をどかすのはご法度なので、スタッフ(女性)にその旨を告げるとなんとモンキーとドライバーを持ってご自身で撤去してもらえました。この場合、ほとんど「私できないので、どかしてもらえませんか?」と言われるし、僕も撤去の許可が欲しいだけで、自分で撤去するつもりでいました。そしておそらく、この冷蔵庫も自分でどうにか直せないか試したと思われます。とりあえず自分でやってみるという心意気にまたもや胸を打たれました。
その後に診断、軽症だった為、修理して再び冷えるようになり一件落着です。
良かった良かった!!

 

 

 

ラブ&ピースなホテルだからと少し浮ついた気持ちになってゲスな事を考えていた事を、この場を借りて謝罪したいと思います。

 

修理終わりに表に出た時、50代くらいの男女がホテルから帰って行くのを目撃した際にも「不倫か!!不倫なのか!!?」と感情が揺さぶられてしまった事もここに告白致します。神様、ゲスな30代半ばに差しかかった僕にどうぞ恩赦を。アーメン。

 

日常にはない夢が詰まったお部屋の裏側には様々な方の頑張りがある事に気付かされました。その様な普段は日の目をみない方にこそ、心の中で感謝していきたいと感じたラブ&ピースなホテルでのお仕事でした。もうかれこれ10年以上は行ってねーなー。

 

 

 

それではまた!

ラブ&ピース!!

コンビニエンスな日々⑧  ~店長になってやった~

前回のコンビニエンスな日々 

www.sunteras.com

 

念願の店長になった。
僕の大嫌いなアゴの長い店長とやっとオサラバ出来た。
ヤッタ!!あのクソみたいな店長からやっと解放された!
スタッフには申し訳ないとは思ったが、当時の僕は生きる事に必死だった。自分の事以外に考える余裕はなかった。

 

異動先のお店で、全てリセットした上で自分の力でお店を良くするんだ!
その思いでいっぱいだったし、久しく見ていなかった希望の光が目の前に現れた事が何より嬉しかった。よし!心機一転頑張るぞ!

 

とはならない・・・・。自分が離れられたのは本当に嬉しかった。心から安堵した。しかし、現実は僕が異動すれば当然ながら他の誰かがその椅子に座る事になる。そして今回その椅子に座るのは新卒の若手、初副店長であった。キラキラしてやる気と希望に満ちた笑顔が僕の心に、重く沈んだ鉛の様にのしかかった。業務引継ぎと呼べるものはしなかった。店長が変わらないのであれば、副店長が交代になっても引継ぎをする必要がない。正直、助かった。最も引き継がな刈ればならない事は、もちろん引き継がなかった。自分でもクソみたいな人間だと分かっていたが、もうこの頃は自分の事しか考えられなかった。自分は新しく生まれ変わるんだと勝手に理由をつけて無理矢理見ない様に、店長業務に没頭した。
後に結局余計に大きな問題となって自分の身に降りかかるが・・・。

 

 

 

 

 

コンビニエンスの業務の多くは「店長」と「副店長」と「パートアルバイトスタッフ」に分けられる。会社や店舗で呼び方はオーナーやチーフ、マネージャーと変わってくるが、大体似たようなものだ。

 

店長:簡単に言うと店舗全体のマネジメント

副店長:簡単に言うと店長とスタッフの間の仕事。

アルバイト:レジ接客、検品・品出し、掃除、店内調理等

 

 

とまぁ、店長の仕事は多岐にわたるので説明が難しいけども、僕が店長になって一番やりたかった事が「人と向き合う事」だった。
反面教師ではあるが、最低の店長と仕事をして気付いた事は
「人を軽んじる人には誰もついてこない」
という事。
「こっちは給料出してるんだから俺の言う通りに働けよ」
という態度の人には誰もついていかないでしょう。店長は正にそのような人だった。
バイトに欠員が出ても、自分は入らずバイトにワンオペさせる。レジに行列が出来ても無視して事務所で電話してケタケタ笑ってるような人間。
パートさんの子供の急な体調不良により、休み希望の電話にも聞く耳持たず、平気で出勤させるような下劣な人間。
この様な店長(人間)にはなるまいと固く誓った。
そして僕が店長になって実施した事が3つ。

 

 

①全てのスタッフと面談

②バックヤードの完璧な整理

③給与明細を手渡し(と軽い面談)

 

【全てのスタッフと面談】の狙い

今、お店が直面している問題やパート・アルバイトの悩みについて把握したい事に加え、「お、次の店長はなんか違うぞ」と思わせる(←大事)。

 

【バックヤードの完璧な整理】の狙い

これが一番効果絶大。「次の店長は自分たちの事を考えてくれている!」と思ってもらえる。バックヤードが汚いお店の大体は従業員の働きやすさ、環境を考えないままに自分本意な事をする傾向にある。特にベテランには一発で良い印象を持たれる。

 

【給与明細を手渡し】の狙い

酷いお店だと給与明細を渡さない、あるいは「机の上に明細置いておくから取って下さい」と書き置きして明細を全員分束にしてドンと置いている店もある。これは最低の行為だと思う。だから僕は「1か月お疲れさまでした」と両手で渡すことを徹底した。加えて「最近どう?」とか「変わった事、悩み事はない?」と聞いて軽く面談したりした。すると案外口を開くパートさんも多い。こうゆう場を設けずに自分で抱え込んでしまい、パンクして退職する人も結構多い。だからこそ、日ごろからパートさんと話す場を設ける事は大事だ。

 

 

コンビニエンス直営店あるあるだが、店長はコロコロ変わる。従って特にベテランパートさんは最初様子見したり何かしらジャブを打って牽制してくる。「言いなりにはならないわよ」みたいに。まぁ店長が変われば方針が変わるのでパートさんが言いたいのも分からんではないが・・・。とは言え受け入れてもらわなければこっちも困るので少しずつお互い歩み寄る姿勢が必要だ。
その意味では面談した事が後々になって効いてきて、1か月後にはまぁまぁ上手くやれるようになってきた。とは言えこのお店も課題は山積しており、やらないといけない事ばかりだ。

 

よし頑張ろう!!

思い出す出産の立ち合い  ~こんなにおおきくなりました~

先日、つい2週前に出産した幼稚園の頃からの同級生に会いに行った。まずは母子ともに健康で良かった!そして同級生家族には「おめでとう」という気持ちでいっぱいだ。

 

久し振りに新生児を抱っこした。「新生児ってこんなに小さかったっけ??」と思うほど小さく、可愛かった。鳴き声、動きはとても弱々しいけども、凄く力強く全力で生きている様子が見ていて感動を覚える。

 

ウチの子もこんな時期あったっけ?と思う。今では毎日けたたましく、毎日怒られている娘と息子。わんぱく盛り過ぎて将来が心配だ。

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子供はすぐに大きくなる。今この時期にしか見れないからこそ、仕事はほったからかして子供と一緒に遊ぼうと決めた(オイッ!)。

前置きが長くなってしまったが、ウチには子供が3人いる。下の2人は出産に立ち会った(長女は連れ子なので4歳から一緒に生活した為、出産時は立ち会っていない)。その立ち会った経験を今回ブログにしたく、キーを叩いている。

 

 出産の立ち合い

次女の出産立ち合い

次女は山口県で産まれた。その山口の産婦人科が地域でも有名なほど、「自然分娩」に力を入れており「人間本来の出産こそ母子ともに幸せになるエネルギー」みたいな事を言っていた。僕はもちろん初めての経験で基本的に何言ってるか分からない状態で「ふむふむ」と知ったような相槌をうっていた。

 

最初から出産には立ち会うつもりでいたので、「先生!僕、出産に立ち会いたいです!」と言うと、快くOKしてくれた。但し、1つだけ条件があり、DVDを観る事だった。
それくらい朝飯前ぜよ。
そのDVDを受け取り、さっそく家に帰って鑑賞(?)する事にした。出産にまつわる注意事項、心構えみたいなもんだと思って飯食いながら再生ボタンを押した。

 

ガチのやつだった。

 

車いすくらいの高さの椅子に座った女性が手すりを握りしめ、思いっきりいきんで出産するシーンが流れた。これ文字にすると不快な方は読み飛ばして頂きたいのですが、カメラはやや下から上に向けてのアングルでお母さんのド正面から撮影されている。周りにお医者さんもいなければ助産師さんもいない。お母さん完全に一人で出産している。いくら立ち合い経験のない僕でも「オイオイ、大丈夫かよ!」と思ったほどだ。

 

撮影用の出産シーンか??今なら倫理感を問われそうだが当時の僕には衝撃が強く、箸を持った手が固まった(少なくともご飯食べながら観るべきではない)。その後女性のいきみ具合が最高潮に達した後、頭が出てきた!!その頃には僕も「お母さん!ガンバレ!!」と画面に釘付けになっており、まるで立ち合いの旦那みたいに感情移入しまくっていた。次の瞬間にトゥルンと赤ちゃんが出産され、その出産ストーリーは幕を閉じた。

 

全部で15分くらいだったと記憶しているが、編集やカットは一切なし。挿入文字もなければ音楽もなし。女性も相当孤独だったと思うが、よくOKしたもんだ。改めて出産女性には賛辞を贈りたい!ありがとうございまいた!

 

よし!このDVDを観たからには僕は出産に立ち会う権利を正式に得た事になる。今この瞬間から僕は「出産立ち合い参加資格」を取得した事になる。これで俺の方はいつでも出産してもらって結構だ!さぁ来い!よし来い!!という心境でいた。と、まぁこっちが意気込んでも仕方がない。ゆっくり待つことにしよう。
しばらくして。

 

 

 

嫁:イテテテテ・・・。ヤバイ、来たかも・・・。

 

 

 

 予定日を大幅に遅れて、ついに陣痛がきた。嫁を車に乗せて産婦人科に直行した。
その後はイテテテテとなっては止んで、イテテテテってのをずっと繰り返して大変そうだった。それから随分と経って、やっと本格的なのが訪れたので、分娩室に移動した。

 

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分娩室に移動すると分娩台が佇んでいた。それはそうだ、分娩室なのだから。しかし、分娩台の真正面に大きな鏡もまた仁王立ちしていた。

 

嫁が分娩台に座って一息ついてから大きな鏡に気付いたのだが、その違和感が凄かった(らしい)。いくら自然分娩に力を入れていると言っても、鏡越しに自分の出産を見るのは恐怖であり、見たくないとの事。そんな余裕もないし、出産に集中させてくれよ!ってか分娩台の正面に鏡って鬼畜の所業以外の何物でもねーよ!
って事で、

 

嫁:あのー、その鏡どうにかなりませんか?

 

助産師さん:ですよねーーー(笑顔)

 

 

と言って、大きいタオルで仁王立ちする鏡を隠してくれました。
「いや、どないやねん!!」
おそらく今まで多くの出産する方に同じセリフを言われてきたのだろう。その鏡外しゃいいのに。

 

そんなこんなで紆余曲折ありながら産まれてきたのがコイツ。

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 長男の出産立ち合い 

3番目の長男は沖縄で出産した。出産したと言っても僕ではありません。嫁が出産しました。
こちらの産婦人科はこれと言った特徴もなく、普通の病院でした。立ち合いを希望したけども、出産DVDを見せられる事なくOKが出ました。
例のごとく、嫁に陣痛が始まってタクシーで病院に向かい、分娩室に案内された。出産に立ち会った時の男の情けなさったらない。嫁がウンウン苦しんでいるのに出来る事は全くないんですよね。声をかけてガンバレガンバレは言うけども、果たして俺は役に立ってるのか?それどころか邪魔になってはしないか、と考えた挙句、ウロウロするという結論に至った僕は目障りという助産師さんの意見が採用され、分娩室から摘まみ出される結果になった。分娩室の外でも廊下をウロウロウロウロウロしていると、

 

フンヌーーーーー、ハァハァハァ、フゥゥーーーアアアアァァァァ、

 

という絶叫(嫁ではない)が木霊しており、マジで怖かった。明け方近くの為、病院で真っ暗の廊下で叫び声はマジで怖い。幽霊的な怖さもあるけど、それよりは何倍も出産の過酷さ、怖さの方が上をいく。

 

心を無にしてウロウロしていると、助産師さんから「入っていいよ」的な言葉があった。一回摘まみ出されたのに何故入ってもいい事になったかは不明だが、それには構わず再度分娩室に入室した。

出産も最終段階に入っていて、僕も手を握って「ガンバレ」と応援した。もちろん効果はないだろうが必死で応援した。

 

ここで僕は何故か、一瞬あのDVDの中で語られたフレーズを思い出した。


「出産時、苦しいのはお母さんだけではありません。赤ちゃんも必死で頑張っています。苦しい、早く出てきてではなく、苦しい時こそ赤ちゃんにもうすぐだから頑張ってね、という気持ちで出産するのです。」

 

そうだ!赤ちゃんも今お腹から必死に出てこようと頑張っているんだ!赤ちゃんもお応援しなければ!と思い至った僕はカーテンの向こう側に行こうと顔を覗かせた。

 

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すると助産師さんに、物凄い形相で睨まれ、

「ちょっ!旦那さん!!ここはいけません!!」

と言われて、引っ込んだ。今冷静に振り返るとおそらく助産師さんは

「あんた!こんな大事な時に何してんの!!」

と言いたかったんだろう。僕が興味本位で子供が出てくる様子を見たい奇人だと思われたかもしれない。ち、違う、違うんだ。僕は赤ちゃんを応援しようとして・・・。と言葉にはしなかったが、心の中でそう呟いた。
実を言うと、山口の自然分娩に力を入れた産婦人科では「お父さんも極力全て見てください」ってスタンスだったので、向こうは分娩台にカーテンすらもなかった。だから僕はお腹から頭が出てくるのも見たし、そこまで怖くなかった。だからこそ、それがあまり悪い事だとも思わずにカーテンの向こう側に行ったのだが、それはいけない事だという事をこの時初めて知った。

 

また、後になって知ったのだが、お母さんがそのシーンを見られたくない人が圧倒的に多い(当たり前か)からというのが理由らしい。世の中の出産に立ち会う男性諸君。カーテンの向こう側には気軽に行ってはいけないぞ!!

 

その後にこれまた「トゥルン」と出てきた将来有望な男前がコチラ☟

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2人共、自由に大きく生きてほしいもんだ!

岐阜県は大野町、道の駅「パレットピアおおの」に行ってきた

 道の駅好き、珍しい地域の特産物好きなワタクシ。道の駅巡りを始めました。
行ける範囲ではありますが、愛知・岐阜・三重の道の駅制覇に向けて頑張って情報発信して参ります!! 

道の駅 パレットピアおおの

 アクセス

 岐阜県の西側。電車で行くには厳しい立地です。行くなら車で行く事をお勧めします。というか車以外は無理だな(汗)。高速を使うなら安八(あんぱち)インター降りてひたすら北に上がると着きます(雑!)。今の時代ナビやらスマホがあるのでアクセス方法は僕が説明するまでもありませんが、念のため(汗汗)。  

道の駅 パレットピアおおの

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2018年11月にオープンしたばかりの新しい道の駅です。

とてもキレイで廃れた感の強い道の駅も多い中(コラッ!)、パレットピアおおのは洗練された空間が演出されていました。ガラス張りの道の駅を初めて見ました。
※誤解がないように言い訳しますと、昔ながらの歴史を感じる道の駅も大好きです。

 

pallettepia-ono.com

 

 岐阜県下最大級の道の駅です。店内にはペーカリーやレストランも併設されていますので買い物して休憩するにはぴったりですね。

 

 「パレットピアおおの」店内の様子  

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 お土産や地域の特産物である野菜、果物が所狭しと並んでいました。あと店内が広い!清潔感もあって野菜まで瑞々しく見えました(笑)

 

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大野町と近隣市町村の新鮮な野菜がズラッと並んでいました。どれも美味しそうなものばかりですが、見たことない「紫ダイコン」というのがありました。

 

【紫ダイコン】

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初めて見たこの紫の大根。普通の大根よりも小さめの、名前の通り紫色した大根。

この土地、この季節にしか会えないものに弱いワタクシ。買わない事は出来ない。

この紫ダイコンに一目惚れしたので購入してみました。130円、安い!

 

大野町の特産物は柿だそうです。今回は時期が悪く柿を手に入れる事はできませんでしたが、次はチャレンジしたいと思います。

 

www.town-ono.jp

 

 

食べてみた 

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サラダで食してみました!!
盛り付けセンスもなければカメラセンスもゼロ(泣)

でも味は良かった!普通の大根よりも食感があって、大根の辛味もほとんどない。彩も良いのでサラダに向いてると感じました。ウチの子供も野菜嫌いなのにモリモリ食べていました。

 

現場からは以上です!!

自分の生き方を再確認させてくれたベビーカーママさんと手伝って当たり前おばさん

僕は優しい男とでありたいと思っているし、実際優しいと思っている(?)。
困った人は助け、弱い人には手を差し伸べる。それが人として当たり前の行為であり、僕の生き方だ。本気でそう思っている。
がしかし、僕のこの考えに一石を投じる女性が現れた。

 

 

先日この様な事があった。地下鉄ホームの横幅広めの階段の下で立ち往生しているママさん。ママさんの右手には子供を引いており、左手でベビーカーを握っていた。階段を上がりたいんだろうが、ベビーカーに赤ちゃん乗せたまま持ち上げるわけにもいかないし、すんごい人の多さで持ち上げるスペースもない。困った(焦った)顔して階段の隅っこで小さくなって「どうしよう」って表情をしていた。推測だが、このママさんは初めてこの駅に来たと思われる。おそらくエレベーターがあると想定して子供二人自分一人で来たのだろう。でもこの駅は古く、エレベーターはなかった。地上に上がるには階段かエスカレーターで上がるしか方法がない。

 

そこで困った女性の味方、自由君の登場である!!

「僕が持ちますよ」

と声をかけてベビーカーの赤ちゃんをだっこしてもらい、僕がベビーカーを階段の上まで運んで差し上げた。そのママさんは再び赤ちゃんをベビーカーに乗せた後、しきりにお礼をしてくれた。その事が僕も嬉しいし、ママさんも地上に上がれた事で次の目的地に行くことが出来た。

 

困っている→助ける→お互いハッピー

 

何て気持ちのイイ世界!!みんなこうすれば戦争はなくなるのに、と自己満足を勝手に地球規模にすり替えて余韻に浸っていた。それにしてもあんなに大勢人が通っているのに何故誰も手を差し伸べないのだろうか。みんな冷たすぎる!困ってるんだから助ければいいのに。

 

それから数日後、また同じような出来事が起きた。
大きめのデパートで1人プラプラしていた(友達いない)時の事、

 

「誰か手伝ってくれる人はいないかねーーーー」

 

 と、大きな声で何度も繰り返している女性がいた。人通りは少なくチラホラと通る程度の通路。普通なら誰か手伝ってしかるべきだ。しかし、誰も手伝わない。先日あんなに「困ってる人がいるなら助けるべきだ!!」とか言ってた僕もこの人には躊躇した。

 

「こんなに困ってるのに誰も手伝わないんかねーーーー。誰もいないんかねーーー。聞こえないんかねーーー」

 

 

いや、聞こえている。十分な声量だ。おそらく困っているであろう事も分かる。しかし手伝う気がまるで起こらない。というかその言い方に腹立つ。イカンイカン。困ってる人には手を差し伸べるべきだ。世界平和に貢献するんだ。
よしっ!とその女性に足を向けて動き出したが・・・。
階段は3段、片手には小さめのバッグ。横にはスロープあり。

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※イメージです。(でも大体こんな感じ)

 

俺いる?

 

「手伝って」って言うけど、何を手伝えば良いの?階段が降りれないって言うけど、横にスロープあるし普通に歩いてるし・・・。その段階で新たな嫌がらせだと判断してその場から去ったのだった。

 

あと、正直に言わせて頂くと、その人の雰囲気、自分で頑張ればどうにか出来る様子、その人の態度等が気に入らなかったのは確かだ。やってもらって当たり前。すっごい嫌味な口調で「誰も手伝ってくれる人は・・・いないもんかねーーー」と言われるとイラッとして手伝う気が失せてしまったのがその場から去った原因の8割以上だ。
手伝ってほしいならそれなりの態度が必要なんじゃないの?そんなんじゃ誰も手を差し伸べてくれないよ。そんな事を考えて家路についた。

 

 

そしてその日の晩、「ベビーカーママさん」と「手伝って当たり前おばさん」について考えてみた(←持ち帰って考えるの得意技)。

 

ベビーカーママさんは助け、手伝って当たり前おばさんは助けなかったのは何故だろうか??手伝って当たり前おばさんの態度は確かに傲慢に見受けられた。これ見よがしに「オラ!そこのお前!私を助けろよ!!オイ!聞いてんのかよ!?」と言われているようでムカついたし、横にスロープあるんだからそこから通れよと思い、スルーした。

でも本当にそうだったのか(←これも得意)。
こちらがムカついたから勝手に「コイツは手伝わなくてもいいな」と判断し、スルーした事に凄くモヤモヤした。ぶっちゃげ、階段3段程度手伝う分には何の労力もなくクリア出来る(何を手伝って欲しいのか不明ではあるが)。それすらしたくなかったのは何故だろうか。そしてベビーカーママさんには40段ほどの階段でも即手伝った。この違いは何なんだろう。

 

※誤解なきように言っておくけど、決してベビーカーママさんがキレイで手伝っておばさんがアレだったからとかそういう理由では決してないから。

 

 

両者共に「階段に上れなくて困っている」点では同じだ。本来なら両者助けなければ辻褄が合わない。
しかし実際にはママさんは助けておばさんは助けなかった。これは自分の思い描いていた世界平和ではないのではないか。困っている人は助けるんじゃなかったのか??
確かにママさんは自分でどうにか出来ないか悩みながらも何か試みていたし、謙虚な姿勢が見受けられた。その点おばさんは助けられて当たり前感がアリアリとしていたし、自分でどうにか対処出来そうな雰囲気だった(スロープ使えばいいじゃん)。

ちょっと待てよ。おばさんが自分でどうにか出来そうだなんて勝手な思い込みじゃないのか??とその時初めてピーンと来た。おばさんの態度も悪いがこっちが勝手に「まぁ、このおばさんは大丈夫だな」と判断するのはマズイんじゃないか。せめて困ってるんだから話くらい聞けば良かったんじゃないかと。やっとこのモヤモヤの正体に気付いた!

 

相手の態度がどうあれ、困ってる人は助ける。

 

これだ!!原因はこれだったんだ!正体が判明し、霧が晴れたようにスーッとしたけども、同時におばさんには申し訳ない事をした、と後悔の念が押し寄せた。おばさんすまん、階段3段程度なら手伝えばよかったね。おそらくおばさんの様子だと3段程度では済まなかったかもしれない。が、困っているんじゃなくて甘えていると分かった場合はキッパリ断ればいいだけのことだ。


この事はサンジ(ONEPIECE)から学んでいたはずなのに・・・
「食わせたいヤツには食わせてやる。話はそれからだ」

 

それ以来僕も「困っているヤツは助けてやる。話はそれからだ」を座右の銘にして生きています。

長女のピアノ教室であった出来事(嫁と長女から聞いた話)

3年ほど前の長女がピアノ教室に通っていた頃の話。僕はその場には立ち会っていないが、大事な事だと思うので、聞いた話ではあるけどもブログに記しておきたい。

 

通っていたピアノ教室

長女はどこにでもあるピアノ教室に通っていた。ピアノのレッスンは先生の自宅で行われていて、長女がレッスンを受けている間、嫁もその教室でボケっとしていた(コラッ!)。僕も一度その教室に送り出した事があるが、失礼ながら何の特徴もない普通の教室(家)。先生自身の見た目は凄く個性的だったが、一生懸命娘にピアノを教える姿は好感が持てた。

 

 

先生に異変が・・・

その日もいつも通り嫁と長女の2人でピアノ教室へ向かった。ただ、その日は先生の様子がいつもと違っていた。頭髪は寝ぐせがついたままの様なボサボサで目も虚ろ。その上喋り方までろれつが回っておらず、完全にいつもと様子が違っていた。一応玄関まで迎えに来てくれ、

「どうひょ、こひらへ・・・」

と明らかにピアノを教えられる状態ではなかったが、案内されるがまま流れに任せた。そしていつも通りピアノの前に長女が腰かけたその時である。

 

 

ドスン!!ブクブクブクブク)

 

 

先生が倒れた!と思ったら泡吹いた!!突然の事に嫁と長女は戸惑って身動きできない状況。泡吹いた人間を初めて見た事もあり、どう動けばよいのか分からないのだ。すると急にムクッと起き上がった瞬間!

 

 

アアアアアァァァァァーーーーー

 

と白目を剥きながら全身を強張らせ、耳をつんざく大声で絶叫した!

何事か分からず、茫然としてその場でフリーズした嫁と長女。言葉を発する事も出来ず、先生の様子を見守る事しかできなかった。

 

ななななななな、何????

 

 

その後急に立ち上がって歩き出し、壁や物にぶつかりながらトイレに入ったと思ったらズボンを半分おろした状態のまま出てきてウロウロし出した。あっちに行ったりこっちに行ったり。まだ一言も発する事が出来ない嫁と長女。呆気にとられ、身動きできぬまま先生に目が釘付けに。するとまたバタッと倒れた。急な出来事にパニックの嫁と長女。先生は倒れた後に「グガー、グガー」と大きなイビキをかいて、寝た。

 

ここでやっと「ハッ」とフリーズしていた嫁が動き出した。先生の家の中に家族は不在。こうなったらとりあえず救急車に電話するしかない。急いで救急車に電話して来てもらった。その間、長女があまりの恐怖に耐えかねて流し台で吐いた。ピアノ教室が一瞬にしてパニックに陥りながらも嫁は必死になって、しかし努めて冷静に対処した。10分程度で救急車が到着し、先生は病院に運ばれて嫁と長女は帰路に着いた。

 

その後の話し合いについて

僕が仕事から家に帰るなり、ピアノ教室で起きた出来事を聞かされた。詳しくはないけど、症状からすると「てんかん」だろうと思う。

 

嫁:あのピアノの先生何考えてるの(怒)!!こないだみたいに長女だけ1人預けてたらあの先生どうなってたか分からないわよ!そうなったら長女の心に傷がつくじゃない!!どう思う!!?

 

長女:怖かった。とっても怖かった。もうピアノ行きたくない。

 

僕:まぁ、それは行きたくないわな。そんな怖い思いしたんなら。

 

嫁:そうよ!そうならそうって言ってもらわないと、子供一人預かって発作が起こったらどうするつもりだったのよ!子供が可哀想じゃない!もう長女も行きたくないって言ってるし、辞める。あの先生は信用出来ない!!

 

 

この日、僕も起こった出来事の重大さが分かってから、ピアノの先生を信用できなくなった。ウチの子が一人でいた時に発作が起こったらどうしてくれるのか。先生の身ももちろん大事だが、持病持ちであるならそもそも誰か1人身内の方を居させる事が常識だろう、と。

 

でも、翌日冷静になって改めて考えてみた。ピアノの先生だって、てんかんになりたくてなってる訳ではない。確かに先生にも落ち度はあるかもしれないけど、事前に「私はてんかんなので何かあったらココに連絡して下さい」なんて生徒に言ってると生徒なんか集まるはずないじゃないか。先生だって生活があるし、食っていかなければならない。今回の出来事で「先生がそんな事するからピアノ辞めます」と言うのは簡単だ。ピアノ教室に通う選択権はこちらにあるのだから。しかし本当にそれでいいのか?自分の子供に「怖い思いをしたから辞めていいよ」って教育するのは違うのではないか。困った人には手を差し伸べる教育を目指している僕にとって、それは間違っていると気付いた。家に帰り、また嫁と長女の三人で話し合いの場を設けた。

 

僕:長女が怖い思いをして、もうピアノに通いたくない気持ちは理解できる。でもそういう病気の人も世の中にはいるんだ。色んな人がいる。それでも頑張って食べていくために必死に働かなくてはならないんだ。

 

長女:でも、もう怖いの嫌だもん。ゲロ吐く程怖かったんだよ。先生の顔見るのも怖いよ。

 

僕:そうだよな。それは大人でも怖いはずだ。まぁ俺の話を聞いてから、最終的にはピアノを辞めるか辞めないかは自分で決めればいいから。無理に続けろとは言わないから。

 

長女:・・・。

 

 

僕:先生はこの病気に苦しみながら生きているかもしれない。不安と戦いながら生きているって考えると少し可哀想に思う。いつ発作が起こるか分からない病と一生付き合っていかなければならないなんて、健康な俺からすると考えられない。でも先生はそんな病気を持っている。もちろん、もちたくて持ってる訳じゃない。生まれつきかもしれない。

 

長女:・・・。

 

僕:それが自分だったらどう?自分でも防ぐことの出来ない発作に対して健康な人が「あの人発作が起きるからやめとこう」とか言われると嫌な気持ちになるだろ?もし今長女がピアノ辞めたら先生はきっと「自分が発作を起こしたからだ・・・」と思うはずだ。とても傷付くはずだ。だって、どうしようもないんだから。長女が怖い経験をした事は分かるが、だからと言って今ピアノを辞めるのは間違ってると俺は思う。先生を傷つけない為に辞めてはいけないと言っているのではないぞ。てんかん発作のような防ぎようのない病を持っている人は世の中にいて、その人達を理解する事が大事だと俺は思ってる。怖い怖いと見たくないものにはフタをして、人を避ける事は最もやってはいけない行為だと俺は思う。

 

嫁:そんな難しい事言われても・・・。でも、わざとではないってのは確かにそうよね。その時の出来事が怖すぎて自分でも考える事を避けてたかもしれない。救急車呼んだのなんて初めてだったし・・・。

 

僕:今答えを出さなくていいから、ちょっと考えておいて

 

長女:うん・・・。

 

 

自分でも長女には酷な事を言ったと思う。自分が長女の立場だったらもう二度と行きたくないはずだ。今まで接してた先生が急に白目剥いて大声で叫び、下着姿で歩いてまた失神する。文字にしただけで相当怖い。そんな体験をした小学校3年生に、まだ通えと言ってるわけだから。でも考えている事は隠さず伝えるのが僕のポリシーだ。だから迷った挙句、やっぱり伝えた。
翌日・・・。

 

長女:ピアノ続ける。

 

自分の想いが伝わったと喜ぶ半面、本当は行きたくないはずなのに・・・と思うと胸が痛くなった。その代わり、ピアノ教室に行くときは必ず嫁と一緒に行く事が条件となった。これには僕ももちろん同意した。

 

 

あれから時が経って長女は「もっと遊びたい」という理由でピアノを辞めてしまったが(笑)、あの時の事は良かったと思っている。少数の声なき声に耳を傾ける事が出来る人に育ってほしいと思うばかりだ。